アフターデジタル時代の働き方改革とは?富士通&ソニックガーデンの実践者に聞いてきました!【富士通マーケティングフォーラム2020】

イベント

今回は、富士通マーケティングフォーラムにお招きいただき、富士通のシニアエバンジェリストとして働き方改革などについての講演活動を行っている松本国一さん、「納品のない受託開発」というユニークな事業を行っている株式会社ソニックガーデンの代表取締役社長 倉貫義人さんのセッション「アフターデジタル時代の働き方改革とは?」に参加させていただきました!

講演内容

本講演では、デジタル化先進国が推進している「アフターデジタル」のご紹介、デジタル時代の働き方改革の考え方や進め方についてお伝えします。また、デジタルオフィスを実践しているソニックガーデン 代表取締役社長で「ザッソウ 結果を出すチームの習慣」著者である倉貫義人氏をお迎えし次世代の働き方について討論を行います。

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富士通マーケティングフォーラム2020

なぜ「働き方改革」が必要なのか?

日本の現状の大きな課題として「少子高齢化」があります。
働き盛りの若い世代が減り、介護が必要な世代が増え、介護離職などで今まで通り働けなくなる人が増える、そんな未来が訪れます。

そうなる前に、 国が施策として打ち出している「時短の促進」だけを働き方改革として捉えて実施するのではなく、
・仕事をする人を増やす
・制限無く働けるようにする
・一人ひとりの生産性を上げる
という対策を行っていく必要があります。

何をすれば「働き方改革」なのか?

国が「働き方改革」というキーワードを頻繁に使うようになり、働き方改革に取り組んでいる会社は、非常に増えてきています。
時短をしたり、無駄な会議を減らしたり、取り組み方は企業によって様々だと思います。
しかし実態は、「残業が減らない」「休みが取りにくいまま」など、働き方改革を実感できている人は非常に少ないという現実があります。

会社側がいくら「時短」や「有休取得の促進」をしても、働き方が従来のままだと、仕事のは変わりません。
結果的に、そのしわ寄せは労働者側に行きます。
そうなると、いくら「働き方改革」に取り組んでいるつもりでいても、根本的な解決にはなりません。

根本的な解決をするためには、仕事のやり方自体を改革する必要があり、その方法の一つとしてデジタルを活用した仕事の効率化があります。

アフターデジタル時代の「働き方改革」

デジタル活用を考えるうえで、最近ではアフターデジタルという考え方があります。
アフターデジタルは、オンラインが当たり前になり、オンラインとオフラインの垣根が無くなるという考え方です。

アフターデジタルについては、以下のリンク先の講演内容が参考になります。

デジタルを活用して「働き方改革」を進める場合、このアフターデジタルの目線を持つことが大切です。
例えば、自分達が普段当たり前のように使っているデジタルツールを仕事に活用するというのも、その第一歩となります。
企業内SNSを活用することでオフィスに出社することなくコミュニケーションが可能、クラウドストレージで資料を共有、ビデオ通話ツールを用いたリモート会議、勤怠管理ツールで勤怠管理、など様々なツールを駆使することで、デジタルなオフィス空間を構築することができます。
その結果、これまで当たり前だった出社をする必要がなくなり、出社時間に割いていた時間を削減し、個人が働きやすい場所で仕事をすることができるようになります。
さらに、遠方に住んでいて出社が困難な人やフルタイムで働けない人も様々な会社で働く機会を増やすことが可能になります。

今まで当たり前だった「オフィスに出社する以外の選択肢が無い」という働き方を、松本さんは“オフィス引きこもり”と表現していました。
場所にとらわれず、よりフレキシブルな働き方をしていくのがアフターデジタル時代の働き方の一つだと言えます。

「働き方改革」は目線を合わせる

どのように働き方を変えていくのかは企業により様々です。
その中で、大切なのは目線を合わせることです。
「現場の人は何を望んでいるのか」
「どんな制度が適切なのか」
「どんな経営判断をすれば良いのか」
「働き方改革」を進めた後にどうありたいのかを描き、実際に働く現場との目線を合わせた「働き方改革」をしていくことが重要になります。

どんな改革をするのかを明確にし、トップがそのビジョンを発信し、それにより現場の行動が変われば、改革に向かっていくことができます。

独自の働き方を実践するソニックガーデン

今回、働き方の事例紹介として、株式会社ソニックガーデンの倉貫さんからのお話がありました。
株式会社ソニックガーデンは、「納品のない受託開発」を行っている会社です。
・社員全員がリモートワーク
・オフィスが無い
・社員が18都道府県に点在しており、海外居住者もいる

という一般的な企業だと考えられない特徴があります。

SonicGarden 株式会社ソニックガーデン
お客さまのビジネスの成長をソフトウェアで支える「納品のない受託開発」を提供する株式会社ソニックガーデン。新規事業の成長や社内業務の効率化を要件定義不要の月額定額制システム開発で実現します。

社員が働きやすい環境を突き詰めていった結果、「デジタル上にオフィスを構築し、そこに出社する」という働き方を行っています。
「いるかどうか確認するために、が見えた方が良い」「必要な機能の実装や外部ツール連携をしたい」など、自分達が使いやすいツールを作り上げることで、最適なデジタルオフィスを構築しています。

ソニックガーデンのデジタルオフィス「 Remotty 」のデモ

前提を明確にする

ソニックガーデンでは、お客様との会話も全てリモートで行われています。
それは、ソニックガーデンが「全員がリモートワーク」という文化を外へ発信しており、それが前提になっているからお客様もそれに応じてくれます。

働き方も同様で、これから実現したい働き方の前提を明確にし、それに合わせて仕組みを構築していくことで、これから実現したい働き方を実現することができます。

「働き方改革」はただのきっかけ

「働き方改革」というキーワードが世の中に出回ったおかげで、みんなが働き方を考えるきっかけになりました。
誰かが行う 「働き方改革」 に身を任せるのではなく、自発的に「どう働きたいか」を考え、行動することが大切です。
このイベントをきっかけに、僕自身も改めえて考えてみたいと思います。

おまけ

今回のセッションの最後に、リモートワークのために提供されているサービスが紹介されていました。
出先でワークスペースを確保できる「Dropin」、一人でじっくり考える空間を提供してくれる「Think Lab」、プライベート空間を確保できる「TELECUBE」。
様々なサービスを活用するのも、働き方を変える第一歩になるかもしれません。

以上!

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